私にとって珪化木は思い入れのある石です。
木が石になるといった不思議現象もそうですが、樹木がそこら中にあるので、「手に届きそうな・すぐ拾えそうな感じ」がいつも付きまとうのです。
今では色々調べてすぐに入手できるものではないとわかってきましたが、それでも河原の何千何万という石ころの中には、一個くらい珪化木が混じっている気がしてならないのです。
どこの河原に行っても。
我が家にある珪化木とそれっぽく見える石 珪化木家族
いつ何時珪化木に巡り会えるかわからないので、珪化木を見慣れておく必要があると思うのです。
そこでメルカリにて珪化木を入手し、自身が持っている珪化木が本当に珪化木なのを検証することにしました。
あわせて自分が珪化木だと思っているものが「本当に珪化木か?」という視点で考察することに。
もちろん明らかに珪化木ではないとわかっている石もあります。はい。
この機会に、なぜ珪化木と思ったのか?、なぜ木っぽく見えてしまうのかという原因も探っていきたいのであえて家族にいれているのです。
写真の石たちが、我が家にいる珪化木家族です。
左の二つが購入したメルカリ産。茨城での採集とあったので、久慈川か玉川ですかね?
いつものように石をデジタル顕微鏡で覗いてみて、見比べてみることにしました。
メルカリで買った茨城産の珪化木を観察
薄さと色味から竹の破片にも見えなくない珪化木ですが、重さと硬さは石そのものです。
薄い透過した脈があり、石英化していることがわかります。
表面を拡大して観察してみました。
もともと持っていた珪化木の表面に似ています。同じ茨城産だからでしょうか。地域による珪化木の違いがあるかもしれません。
こちらもメルカリで購入した珪化木です。一つ目と同じ茨城産とのこと。見た目は全然ちがいますが、表面はどんな感じでしょうか?
風合いは若干違いますが、やはり木を感じさせる質感の表面でした。
茨城県久慈川で拾った珪化木を観察
メルカリ産珪化木の観察がおわったので、今度は久慈川の河原で拾った珪化木二つを観察します。二つとも久慈川富岡橋の河原で拾ったものです。
まずは大きな石の方からデジタル顕微鏡で撮影し、表面の様子を確認します。
かなり似ています。質感というか見た目というか。なんとなく白っぽいところがまず似ています。木目がうっすら見えるところもメルカリ産の珪化木と同じ特徴で、もともと木であった証拠となるでしょう。
次はもう一つの久慈川で採集した珪化木の観察結果です。
やはり同じような質感の表面拡大写真が確認できました。
今までみてきた石は珪化木と判断
これでやっと確信が持てました!今までみてきた4つの石は珪化木です!
採集場所や条件によってまた違った質感の珪化木もあるかと思いますが、それはまたおいおい考察することにしましょう。
とにかく自分の中ではっきりと石の種類を判断できたことは、とても嬉しいことです!
初心者は石の種類判断がなかなかできず、もやもやしてしまうことが多いので。
あとは残りの石の観察・確認・考察です。
残りの4つのうち緑の石は久慈川採集ですが、あとは相模川・多摩川・丹波川と全然違う川の河原で拾ってます。
君たちは珪化木かい?珪化木家族になれるのかい?
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