山梨県の桂川で石ころを拾ってきました。
多摩川の石とは一味違う個性的な石ころが多く、印象深く楽しい石拾いになりました。
山梨県は鉱山が多い
山梨県は水晶峠もある日本有数の水晶産地ですが、水晶以外の鉱山も沢山あります。
残念ながら、今はほとんどが廃坑となっています。
しかし、まだ鉱山が現役だった頃、採掘中に川に素敵な鉱物が転げ落ちた、そんなことがきっとあったと思うのです。
「川に転げ落ちた素敵鉱物が待っているに違いない!」なんて思いながら、出発です。
大月駅から歩いて桂川の河原に到着
JR東日本の中央本線大月駅から歩いて10分弱。
なかなか河原に出ることができなかったのですが、やっと石拾いができそうな河原を見つけることができました。
小さいですが、浅利川という川にぶつかる場所で、自分の中では「2つの山からお宝が落ちくる素敵合流地点」という位置付けになっていました。
桂川の河原様子
河原についてまずは石ころの塩梅を観察します。

よく石探しに行く「多摩川是政橋下」を基準とすると、ゴロリと大きな石が多い印象です。
石の丸みも是政橋下にくらべて、角張っているように見えます。


パッとみた色味は灰色です。緑や赤といった色のついた石があまりないからでしょうか。

よく見ると火山岩らしき穴の開いた石が沢山落ちていることがわかります。
桂川で拾った石たち
拾った石を紹介しますね。
改めて写真をみてみると、他の川と違ってやはりゴツゴツゴロリといった石が多いと感じました。


最初は灰色一色の印象だった河原ですが、目が慣れてくるといろんな色の石があることがわかりました。
上の写真は緑の石の中でも強く自己主張していた石たちです。
写真左の石の割れた面には、よくみるとひじきみたいなゴミが混じってます。観察記事はこちら。

白い三兄弟の真ん中の石には、小さな小さな水晶が隠れていました。
小さな石ですが、こんな石もありましたよ。


川の上流は石たちは、中流・下流・はたまた海岸の石と違って、荒々しさと石の個性が根強く残ってますね。
人間も年とると丸くなるのと一緒か。なるほど。