
黒色がまじった石英玉を拾うのは、いつも海です。久慈川やその他の川では、黒く濁った石英玉を見たことはありません。
なぜ海で拾う石英玉には黒く濁ったものが多いのか?
ここでちょっと石英の説明を。
石英は二酸化ケイ素(SiO₂) が結晶したものです。
石英の中でも有名な水晶は、単独で結晶している鉱物になります。
それ以外のものはものすごく微細な結晶が、ギュッと集まって固まったものになります。これは潜晶質というらしく、玉髄(カルセドニー)や瑪瑙(アゲート)が該当します。
結晶がギュッと集まり固まったカルセドニーやジャスパーですが、実は隙間があります。ごくごくごく小さな隙間です。その隙間に不純物が入り込むことがあるんです。
染みる、染まるみたいな感じでしょうか。

不純物が染み込んだ結果、色付きの玉髄(カルセドニー)や瑪瑙(アゲート)ができあがります。
人工的に色つけを行うこともできるそうですよ。
そういえば、ひたち海浜公園そばには工場があったかすかな記憶が。。ビーチコーミング中にぼんやり眺めた気が。。
黒く濁ったのは工場のせい?海には黒色排水がダバダバ?
いつか離島に行って、ビーチコーミングできれいな石英玉拾って、検証するぞー!!
*追記:石英は長い年月がたつとどうも黒くなっていくらしい。海辺の工場にあらぬ疑いをかけてしまいました。申し訳ございませぬ!