多摩川で拾った石です。
脈の中で白い部分は石英だと思うのですが、白い色に覆いかぶさるようについている黄土色の部分が気になって拾ってきました。
なんだか後付けというか、もともとは黄土色ではなかったのではないか?と思ったのです。

石の近くには赤茶色の土と、赤茶色になった石があった
この石を拾った近くには赤茶色の土があり、ところどころ赤茶色になった石が埋もれていました。

石の色は交わった不純物に左右されることがあります。
白い脈との混じり具合がちょっと不自然に感じたので、黄土色の部分は赤茶色の土の影響を受けたのではないかと思ったのです。
土の中に埋もれている間にちょっとづつ色が染みて行ったなど。
もう少しよく観察してみる

けれどもよく観てみると、黄土色の部分は白い脈のところに沿ってのみ存在しているようにも見えます。
灰色のざらざらした感じの表面は、黄土色の影響はあまり受けていないですね。
うーん。肉眼での観察ではここら辺が限界でしょうか。
デジタル顕微鏡で覗いてみました。
白い脈にそって走る黄土色

細い脈のところから拡大してみました。やはり灰色のところはあまり影響を受けていないみたいですね。
白い脈に沿った形で黄土色が走っています。
色も黄土色というより、黄色と言った方がいいかもしれません。
大きな面では白と黄色が混じり合う
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大きな面では白色と黄色が混じり合ってました。
拡大して観ると、後付けで色がついたわけではなさそうに感じますが、ぱっと見は黄色がこびりついているようにも見えるんですよね。。
つづく