
神奈川県酒匂川で拾った石です。
川原でうず高くつまれていた石の中で、ぽつねんと転がっていました。
灰色・青・赤・緑の層がとても綺麗にわかれています。理科の授業用に誰かが作ったのでは?なんて思ってしまいます。
最頂部は赤色で、欠けがなければ再び赤色の層があったのだと思います。でも、この欠けて丸みを帯びているところが、またなんともいい趣を出していると思います。

別の考察記事でも書きましたが、チャートは堆積岩の一種で「海中の生物などが折り重なってギュッとしてできた岩石」です。
写真のようにさまざまな色の石があるのですが、色の由来は交わる不純物によって変わります。
赤色は鉄分由来のものが多く、鉄分が酸化して赤色になるみたいです。一種のさびでしょうか。
堆積岩という名の通り、大昔の海底でいろいろな微生物が死に、堆積し、不純物と混じり合って石に変化していった、そんな歴史を感じることができる石ですね。
途中部分はチャートではなく、砂などが堆積しているのかもしれません。
階層がきれいだぜ!理科の授業で活躍してほしい!