石拾いを趣味とするまでは珪化木という言葉を“これぽち”も聞いたことはありませんでした。しかし今では石拾いに行った時に必ず探してしまう石の一つ、それが「珪化木」です。
珪化木とは木の化石
珪化木とは木の化石で、大昔の木が長い年月をかけて石化したものです。
少し詳しくいうと、地中にうもれた木にケイ酸を含む地下水が圧力で浸透?かな?、結果細胞レベルまで入り込み、二酸化ケイ素に変化して化石になったものです。
海外には珪化木たっぷり公園(たしかアリゾナだった気が)もあるみたいで、そこらかしこに珪化木が落ちているとのこと。ただし年間かなりの量が減っている(盗まれている)みたいです。
日本でも全国各地で見つけることができますが、海外と同じように乱獲が問題となりました。
特別天然記念物になっているところもありますので、珪化木探しの時は要注意です。
写真の石は相模川の川原で拾ったものですが、これが珪化木かどうかはなんとも言えません。
いつものようにネットの画像検索をかけると、似たような画像はたくさん見つけることができます。しかし、これまたいつもどおり独学素人経験不足なので、いまいち自信がもてないのです。
でもぱっと見は「木片そのもの」に思えるので、珪化木であってほしいと切に願っているのです。
錦珪化木は珪化木の一部がアゲート・ジャスパー化したもの
珪化木の中でも“ずんどこ”ケイ酸化がすすみ、一部分が瑪瑙や碧玉化したものを、「錦珪化木」といいます。
瑪瑙や碧玉化した部分は様々な色味になることが多いので、錦珪化木は観賞用としてとても人気があります。アクセサリーなどの加工品に使われることも多いです。
ペトリファイドウッド+ブレスレッドで検索してみてください。たくさんヒットしますよ。貴石としての価値もあるということですね。
あー!いつか大物の錦珪化木に巡り会いたい!
光をあてる透過していることがわかる
さて、先ほどの珪化木候補ですが、もちろん「錦珪化木」ではありません。願いや気持ちとは裏腹です。
しかし、ほんのちょっとだけ、碧玉化というか石英っぽい部分があるのです。プチ錦珪化木候補的な、ほんの一部分だけですが。
ほんの一部とはいえ、初めて光を当ててみた時は感動しました。
光を当てている瞬間は、一ミリもうたがっていません。珪化木であることに。
うぉぉぉぉー!信じてるよー!