![セラドン石(セラドナイト)です](https://ishihiroi.com/cms/wp-content/uploads/2019/10/P1010699_s-1024x576.jpg)
まさにカビ。
石の右上の緑の部分、ちょっと青カビに似ていると思いませんか?でもこれはカビではありません。セラドン石(セラドナイト)という鉱物です。
相模川にたくさん落ちている緑の石の一つを、拾ったその場で割ったものです。
セラドン石とは
緑の石といえば日本では翡翠(ひすい)が有名です。でもこのセラドン石は有名な鉱物ではなく、あまり人気があるとはいえません。
![別の角度からセラドン石](https://ishihiroi.com/cms/wp-content/uploads/2019/10/P1010701_s-1024x576.jpg)
全体がセラドン石というわけではなく、岩石の緑の部分がセラドン石になります。石自体は軽石みたいにザラザラボソボソした感じで、あまり力を入れることもなく割ることができました。
セラドン石は実は雲母の一種です。雲母というと黒雲母や白雲母が有名だと思いますが、同じ仲間に緑の石があるなんて、ちょっと不思議ですね。
なぜセラドン石が緑色になるかはわかりませんが、少し青みがかった緑色はとても綺麗に感じました。
セラドン石は採集しやすい
相模川の上流、丹沢ではこのセラドン石が沢山あるそうです。丹沢からどんぶらこと流れ流れて相模川の中流や下流の川辺にたどり着いたのです。
![こっちのセラドン石の方が緑が濃い](https://ishihiroi.com/cms/wp-content/uploads/2019/10/P1010822_s-1024x576.jpg)
このセラドン石を拾いに相模川にいったのですが、緑の石が沢山落ちていたのを覚えています。
翡翠をみつけるのはとても難しい。糸魚川は遠いです。
片やセラドン石は相模川の川辺に行けばすぐ見つかります。関東在住の私にはとてもありがたいのです。
同じように美しい緑の石がすぐ手に取って見れるのは、石拾い好きにはたまりませんね。
![立石海岸で拾ったセラドン石っぽいもの](https://ishihiroi.com/cms/wp-content/uploads/2019/10/P1020226-1024x576.jpg)
相模川以外にもセラドン石を見つけることはできます。緑の石はたくさんありますので、事前に画像検索や産地をしらべるなどしていくと、見つけやすかもしれませんね!
![青みどりのセラドン石](https://ishihiroi.com/cms/wp-content/uploads/2019/11/P1040126-1024x576.jpg)
デジタルマイクロスコープで拡大してみました
![](https://ishihiroi.com/cms/wp-content/uploads/2019/10/P1010824_s-1024x576.jpg)
美しい青緑のところを、石観察のお手軽アイテム、マイクロスコープでのぞいてみました。
![](https://ishihiroi.com/cms/wp-content/uploads/2019/10/写真(2019-10-08-3.52)-1024x683.jpg)
拡大するとわかる滑らかな緑の鉱物が、とても神秘的です。まるで別の世界へ迷い込んだようです。
セラドン石の石拾い、簡単お手軽に緑の世界へぶっ飛びます。オススメです!!