自形結晶と無色透明の水晶は別格として、石英の塊にはいろいろな呼び方があります。
見た目や成分などでちがってきますが、中でも有名なのが玉髄・瑪瑙・碧玉の3種だと思ってます。
以前、玉髄・瑪瑙・碧玉の違いに思い悩み、考察記事を書いたことがありました。
考察記事を書いたことで幾分すっきりし、嬉々としてまたネットで石情報をあさり、石を愛でていたのですが、いつもあることが気になっていました。
ほぼ不透明といえる、玉髄・瑪瑙・碧玉どの呼び名にもふさわしくなさそうな石英たちがいることにです。
石英のかたまりはなんと呼ぶ?
写真の石は久慈川でひろってきた石です。
卵型の比較的大きめな石で、石英たっぷりの石だと思われますが、玉髄(カルセドニー)と呼ぶには透明度がたりません。
かといって、いわゆる碧玉ほどかっつり不透明でもないのです。不透明だけではなく、世に出ている碧玉と呼ばれているも石とは全然似ていません。
半透明以下で不透明よりちょっと上の石英と思われる石。そういった石たちは一体なんて呼べばいいのか?心の中でいつも引っかかっていました。
「石英」そのまんまで呼ばれていることに気づく
ネットで勉強している際、いくつかの石好きブロガーさんたちのサイトを拝見させていただいたのですが、「石英」とまま呼んでいました。
瑪瑙は別として、玉髄・碧玉どちらも呼びにくい石は「石英」そのまんま。確かに。しっくりきます。
玉髄・碧玉と呼ぶにはちょっと透明度がなさすぎるとか、玉髄や碧玉に申し訳ないというか、そんな気持ちを回避する「まんま石英」。
結果「石英玉」と呼ぶことにしました
うちの記録も「石英」呼びにならって「石英玉(せきえだま)」と呼ぶことにしました。先人の良いところを踏襲しつつ、玉髄から一文字いただいた といった感じですね。
石英玉もきれいですよ。