石拾い好きの人におすすめの入門書です。
柴山先生と井上先生が、書かれて、描かれた本です。
タイトルにあるように子供向けの本ですが、石拾いを始めたばかりの人やこれから始めたいという人には、入門書としてちょうどいい本です。
さすが子供用 わかりやすい
なんといっても子供用、難しいことが書いていないのでとっつきやすいです。
よくある石の図鑑とちがって小さめの本なので、情報が多すぎないのも助かります。
井上ミノルさんのイラストも親しみやすく、子供と一緒に楽しく読める本です。
一種類の石に対して写真が数枚のっているのがうれしい
本に掲載されている石の種類はそんなに多くないです。
そのかわり身近で手に入りやすい石に絞り込まれている+書名にあるように綺麗なピカピカ系の石を意識して載せてくれています。
編集の人ありがとう。
一種類の石に対して写真が複数掲載されているのも、この本を気に入っている理由の一つです。
似たような石の写真を避け、「ちょっと様子が違うけど同じ石だよ」といった感じでチョイスしてくれています。
全く同じ種類の石でも場所や色が違っただけで、初心者には違う石に思えてしまいます。
お目当ての石を見逃している可能性がたくさんあるんです!
そんな初心者のハートをきちんと汲み取ってくれた結果の写真の多さと多様性。この本の大きな大きな魅力です。
サンキュー編集長!
石の見分け方も端的でわかりやすい
載っている情報は限られていますが、抑えるところはきちんと抑えてくれているのもこの本の特徴です。
中盤からはじまる「もっと知ろう!」コーナーは、石の成り立ちからはいった後、石の見分け方の基礎情報を写真入りで分かりやすく教えてくれています。
見分け方の「比重」のところで「パンニング」につなげ、後半の「石探し」コーナーへと誘導する展開は特に秀逸です。
石探し行っちゃいますよ。すぐに。
本の終盤は石拾いができる場所を丁寧に解説
著者の柴山先生のお人柄なのかなんなのか、「石拾いができる場所」を本の最後に丁寧に教えてくれています。地図付きです。
しかも全国各所を抑えてくださっているので、どこに住んでいても、頑張ればどこか一箇所はいけるとおもうのです。うれしい。
場所の解説のあと、最後の最後は、帰ってからの楽しみ方を色々と教えてくれています。
写真撮ったり磨いたり。このブログにも写真撮ってUPしたり、石磨きしたりいろいろなことをしていますが、とても楽しいですよ!
石拾いの楽しさを伝え、石拾いに対する家族の理解度UP
この一冊を読めば、多くの人が石拾いに魅力を感じてくれるのではないでしょうか。
そして夏休みの自由研究にも役立ちます。石英っぽい白い石からいきましょう。「石英を探す+削る」で研究クリアできます!
是非「こどもが探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑:創元社」をご一読あれ。
そして奥さんとお子さんにも読んでもらって、石拾いという趣味を理解してもらいましょう!